ストレス社会で生きる現代人が用心すべき事|心身症への理解を深める

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不調の原因はストレス

頭を抱えるメンズ

こころの病気ではない

心身症という言葉を聞くと、こころの病気だというイメージを持つ人は少なくありません。しかし、実際には心身症は心の病気とは少し違います。心身症の主な症状は身体に現れてきます。循環器系や呼吸器系、消化器系、泌尿器系、皮膚系、産婦人科系など様々な部位に症状が現れてくるのですが、ストレスなどの精神的なものが溜まったことによって引き起こされる症状に心身症という名前が付けられているのです。原因がストレスなど精神的なものだとしても症状が現れているのが身体のため、身体に対する治療も必要となります。「たかがストレスで」と思うかもしれませんが、誰しも一度は経験したことがある精神的なストレスで下痢になったり頭痛がする、胃潰瘍になってしまうというのは心身症だと言えます。ストレスは人間の身体に大きな影響を及ぼし、緊張によって血管が収縮し高血圧や不整脈が起こったり、頭部への血流が阻害されて頭痛が起こる、ホルモンバランスが乱れて糖尿病になったり生理不順になるなどさまざまな病気を引き起こす原因となりかねません。現代はストレス社会です。ストレスを上手く解消することができずにため込んでいる人が多くなっている現在では心身症の患者数も増加して行っているのが現状です。

特徴とは

心身症の特徴は、全身どの部位であっても症状が出てしまう可能性があるという点です。その人の遺伝的な体質や毎日の生活習慣にもよりますが弱い臓器というものはあるもので、そこに症状が現れやすくなると言われています。一般的には胃腸に症状が出る人が多く、胃潰瘍や下痢、便秘の原因がストレスだということもあります。気づかないうちに心身症になっている人は実は少なくないのです。ストレスになる原因は様々なものがあります。人間関係や仕事、就職や離婚などの環境の変化、オーバーワークなどが主なものですが、これ以外にも本人が「ストレスだ」と実感していることがあればそれが原因で心身症になってしまう可能性があります。治療は根本であるこころを中心に行われていくことが多いのですが、実際に患者さんが苦しんでいるのは身体の症状だということが多いため、どちらの治療も並行して行われていきます。この場合、どの診療科を受診すれば良いのか悩んでしまいますが、自分の症状がストレスから来ていると感じている場合には心療内科を受診するようにすることで心と身体両方のケアを行うことができます。原因がわからないという場合にはまず症状に対応した診療科で受診して、他の原因があるのかどうかを探ってみるという方法もあります。