ストレス社会で生きる現代人が用心すべき事|心身症への理解を深める

女性
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ストレスが病気の原因

悩む男性

感情や体調に気づく

心身症はストレスが原因で体の不調を起こす病気です。適度なストレスなら人間はそれを乗り越えるために、活動的になったりやる気が出てきます。しかし自分では受け止めきれないほどの大きなストレスを感じたり、ストレスが長く続くと自律神経のバランスが崩れてきます。自律神経は体温調整や血流、腸の動きなどをコントロールしています。ストレスを感じ続けていると腸の働きが乱れて過敏性腸症候群になったり、胃の粘膜の血流が悪くなり胃潰瘍を引き起こしたりします。また自律神経はホルモン分泌や免疫機能の働きと深くかかわっているので、膵臓から分泌されるインスリンの働きが悪くなり糖尿病になったり、免疫機能が崩れて喘息やアトピー性皮膚炎になりやすくなります。心身症というと不安が高まる病気と思っている人もいますが、頭痛やめまい、狭心症や心筋梗塞などストレスがきっかけで発症したり悪化する病気は全て心身症となります。心身症になるのを防ぐためには過剰なストレスを感じた時には休んだり、ストレスを回避する方法を選択することが大切です。しかし心身症になりやすい人は自分がストレスを感じていたり、疲れているのを気がつきにくいという傾向があります。普段から自分の感情や体調をチェックしてみることが必要です。

ストレスに対処できる

頭痛で悩んでいたり、胃潰瘍や過敏性症候群になるとまず病院で治療を受ける人がほとんどです。しかし治療を受けてもなかなか治らない場合は、心身症である可能性が高いので心療内科を受診して心に原因があるのではないか調べてもらう必要があります。体の治療を行うと共に、心の治療も行うことで早く病気を治すことができ再発予防にもなります。心療内科ではどういった時にストレスを感じるかや、それにどのような対処をしていけば良いかを見つける心理療法を行います。自分の行動パターンや言動を客観的にみることができるようになり、ストレスを感じるような状況になっても我慢してやり過ごすのではなく、より良い解決策を見つけられるようになります。またストレスを軽くするためにはリラックスすることが何より大切なので、自律訓練法や音楽療法などでリラックスできるようにします。心身症になっている人の中には自分がリラックスできているかどうかわからないという人も多いのですが、血圧や心拍数などデータを示すことで体にリラックスした状態を覚えこませることができます。気持ちが落ち込むことが続いたり、不安で生活に支障をきたす場合には抗不安剤や抗うつ剤による薬物療法なども行われます。